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週刊少年ジャンプで連載されていた新作『カエデガミ』(作者:遥川潤)が、2025年47号をもって突然の最終回を迎えました。
新連載として注目を集めた作品だけに、打ち切りを惜しむ声がSNS上で相次いでいます。
この記事では、『カエデガミ』が打ち切りとなった背景やその理由、作者のコメント、そして今後の展望を詳しく解説します。

なんで打ち切りになったんやろ?
面白かったのに…
早すぎるよ
1. 『カエデガミ』が打ち切りに?最終回の掲載号を確認
『カエデガミ』は2025年6月に週刊少年ジャンプ第30号でスタートした新連載。
妖怪や神をテーマにした和風ファンタジーバトルとして、初回から一定の注目を集めました。
しかし、連載わずか17話で終了。
最終回は2025年10月20日発売のジャンプ第47号に掲載され、次号予告からもタイトルが削除されたことから、事実上の打ち切りと見られています。
ジャンプ編集部からの正式な発表はありませんが、複数のメディア(ジャンプオトナ感想、Cofure など)では「打ち切り確定」と報じています。
2. 打ち切りの主な理由3つ
① 掲載順位の低迷
『カエデガミ』は初期から掲載順位が低迷しており、連載10話以降は下位常連となっていました。
特に第12話以降はジャンプ掲載順で17〜19位を推移。これは読者アンケートでの人気投票結果が芳しくなかったことを意味します。
少年ジャンプでは読者アンケートが掲載順位に直結するため、人気作は常に上位に配置されます。
『カエデガミ』は残念ながら、その競争を勝ち抜けなかった形です。
② テーマと作風のミスマッチ
「カミ(神)」と「妖」を巡る物語構造や世界観の美しさは評価されていましたが、バトル展開に入るとテンポが崩れ、読者層とのミスマッチが指摘されました。
SNSでは「雰囲気は良いけど、ジャンプっぽくない」「バトルが盛り上がる前に終わった」との声が目立ちます。
特にライバルキャラ・シユウとの対立構造が深まる前に完結してしまった点は、多くのファンから「もったいない」と言われています。
③ 読者アンケートでの支持率不足
ジャンプでは、読者アンケート上位(1〜10位)を安定して取れない作品は早期終了の対象になります。
『カエデガミ』は序盤から固定ファンを掴めず、最終的にアンケート順位が中下位に停滞したと見られています。
過去にも『ジガ』『RED HOOD』『アリスと太陽』など、世界観は評価されつつも読者投票で苦戦した作品が同様の結末を迎えました。
3. SNSでの反応「もっと読みたかった」の声も
打ち切り発表後、X(旧Twitter)上では「#カエデガミ打ち切り」がトレンド入り。
ファンからは以下のような声が寄せられています。
- 「ビジュアルも設定も良かったのに、打ち切りは早すぎる!」
- 「キャラの掘り下げがこれからって時だったのに残念」
- 「最後のコマが意味深で、ちゃんと続きがありそう」
一方で、「連載ペースが速すぎてついていけなかった」「敵キャラが小物すぎた」といった冷静な意見も見られます。
4. 作者・遥川潤先生のコメントと今後
遥川潤先生は自身のXアカウントで「『カエデガミ』を応援してくださった皆様、本当にありがとうございました」と感謝を投稿。
さらに、「今後もジャンプで作品を描き続けたい」との前向きなメッセージも添えています。
これまで読切作品『百祈の記(ひゃっきのき)』で注目された新鋭作家として、ジャンプ編集部内での信頼は厚いとされており、再登場の可能性は十分あります。
5. カエデガミの魅力と課題点を振り返る
『カエデガミ』の最大の魅力は、ビジュアルの美しさと“神と人の絆”をテーマにした静かなドラマ性です。
第1話の導入で見せた「体を探す神」という不思議なモチーフは、多くの読者を惹きつけました。
一方で、課題とされたのは「物語の焦点のブレ」。
バトルと神話、感情劇の三要素が並行しすぎており、どれも中途半端に終わった印象を与えてしまいました。
物語の構成をもう少しシンプルにすれば、長期連載として定着した可能性もあります。
6. 打ち切りの背景:ジャンプ編集部の“構造的サイクル”とは
週刊少年ジャンプは、毎年5〜6本の新連載を投入し、人気次第で入れ替えを行う「競争型サイクル」を維持しています。
そのため、新人作家の作品が半年以内に終了することは珍しくありません。
2025年も『エンバーズ』『オテル』『ピンポング』など複数作品が並行して新連載枠を争っており、『カエデガミ』もその流れの中で淘汰された形です。
ジャンプでは「人気の定着=掲載順位の安定」が最重要指標とされているため、読者アンケートでの結果が厳しい作品は、いかに作画が高品質でも存続が難しいのが現実です。
7. まとめ:『カエデガミ』が残したものと、次に期待すること
『カエデガミ』は、短命に終わったものの、ジャンプの中で異彩を放つ独自の世界観を持った作品でした。
妖と神をテーマにした叙情的な物語は、多くの読者の心に残っています。
作者・遥川潤先生の高い画力と構成力は間違いなく次作に繋がるはず。
ファンとしては、今回の経験を糧にした新連載を心待ちにしたいところです。
『カエデガミ』という作品が証明したのは、「たとえ短くても、強い印象を残す漫画はある」ということ。
打ち切りという言葉以上に、読者に“余韻”を残した作品として語り継がれるでしょう。
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